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「じんましん」の治療
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さて、3回にわたった「じんましん」シリーズも今回で一旦終了、最後は治療編です。
ザックリ言ってしまえば、抗アレルギー薬というものを内服します。
これは花粉症の治療でもよく用いられるもので、けっこう馴染みのある方も多いのではないでしょうか。
ただ内服方法は大事です!
症状が出てからその度に内服するのではなく、ある一定期間続けて内服するのです!
では、どのくらいの期間、内服すればいいのか、という話になりますが、ここで「急性じんましん」「慢性じんましん」という区別がでてきます。
一般に日本では、「じんましん」が出たり引っ込んだりを繰り返す期間が、4週間以内だと急性、それ以上だと慢性と考えます。
急性の場合は1週間くらいの内服期間で落ち着くことが多いです。
内服をやめるとぶり返したりして、症状が1ヶ月以上続くようだと、慢性として、まずは2-3ヶ月くらい内服して、膨疹が出ない状態を維持します。
日常生活の注意点。
「じんましん」が出現する時は何らかの体調不良がある方が多いので、体調不良のバロメーターと考えて、無理をしないことは大切です。
温まったり、引っかいたり、圧迫したりすると膨疹が出現する「人工じんましん(機械性じんましん)」は多くの方で合併しますので、治療を始めてもこういった刺激は避けましょう。
かゆみが強い時は冷たいタオルなどで冷やすことも有効です。
「じんましん」は猛烈なかゆみを伴うことがあり、落ち着いてはいられないこともあります。
そんな時のためにも、「じんましんの対処法」を知っておくことは重要です。
「じんましん」を経験したことのある方、「じんましんかな?」と思う症状のある方、その他ご心配な方はぜひ皮膚科でご相談ください。
追伸
もうすぐGWが始まりますが、今年はあまり休みが長く続きませんね。
昨年はシッカリ出かけましたが、疲れが出て、5月中体調を崩しまくったのを思い出しました。
今年はジンベエザメに会うのは断念!
これと格闘します。