-
にきび治療の注意点
-
にきびの維持治療に使われる塗り薬は、アダパレン(ディフェリンゲル)と過酸化ベンゾイル系(ベピオゲル、デュアック配合ゲル)に大きく分かれます。
最近、両者がひとつになった薬剤(エピデュオ配合ゲル)も登場しました(2016年11月のブログ参照)。
どのくすりも長期間使い続けることで、にきびの出来にくい肌を維持できます。
私自身も4年くらい使っていますが、せっかく良くなった状態をキープしたいので、やめられません!
とても良い薬なのですが、注意点があります。
使い始めてから、特に1カ月ほどは、刺激感などのトラブルが出現しやすいということです。
逆に言えば1カ月耐えられれば、ほとんどの場合その後は問題なく続けられます。
初めて処方する時にはこのようなお話は必ずするのですが、実際にヒリヒリ、痛み、赤みなど出れば心配になりますね。
結構な数の方がここで治療を断念してしまうようです。
「何の問題もなく効果だけ出てくれる」というのが一番で、実際そのような経過の方が多いのですが、ある一定の割合で最初に大変な思いをしてしまう方がいる、というのも実際です。
ただ、刺激を感じたり、皮膚が剥けたりといった症状が出た方が、むしろしっかりと治療の効果が出ているという見方もできます。
このような症状は、ある程度工夫することで乗り越えられることも多いです。
不安を感じた時には自己判断で中止する前に、もう1回皮膚科に受診して、相談していただければと思います!
実際私もアダパレンを単独で塗っていた時は特に刺激はなかったですが、最近アダパレン+過酸化ベンゾイルに切り替えたところ、しばらくはヒリヒリと気になりました。
それを乗り越えた今は、さらに効果を実感していて、ほとんど赤にきびを見かけてません。
次回ももう少し、刺激感対策についてご案内したいと思います。
追伸
ヒルクライムレースに向け、頑丈なマスクで顔を覆いながら(花粉対策)、自転車漕いで山登りしています。
今年はまだ寒い日も多く、3月の終わりだというのに辿り着くとまだ雪が、、、
しんどい時、いつも思います。
山って自転車で登るもんだっけ?
まだまだシロートです。
登るのはもう気力でしかないのですが、帰ってきた後は、無力になった太ももにふと優しい視線を送ってしまいます。