爪の両端に鉤状に加工したワイヤーをひっ掛けて、左右のワイヤーを巻き上げることにより、爪の端を引き上げて矯正するものです。切開も局所麻酔も不要で、それぞれの方の爪の形に合わせてワイヤーの形を調整します（ワイヤーの形を調整するため施術時間としては1爪10分から30分程かかります）。爪の先端部分がのびていない場合でも治療が可能です。固定したワイヤーは、爪の伸びとともに前方に移動するので、2〜3ヵ月ごとにワイヤーを掛け直す必要があります。治療期間としてはおよそ１年かかります。3TO 法はドイツでは保険診療で行われている手法ですが、日本ではライセンス保持者にしか実施することができない技術で、受けられる施設が限られています。当院では3TO法を実施する場合、診察の上予約を取らせていただきます。

爪の先端部分2ヶ所に穴を開けて、超弾性ワイヤーを通します。ワイヤーが元の形状に戻る性質を利用して爪の巻き込みを矯正していきます。当院では爪を軟化させる前処置を行ってから実施しています。爪が伸びてきたら、ワイヤーを入れ替えるので、１ヵ月から１ヵ月半くらいでの定期的な施術が必要です。ある程度爪の長さがないと実施できませんが、比較的短時間で施術可能です。